Iru Grahamのブログ

アリゾナ州セドナのこと、ネイティブアメリカンのこと、旅のこと、日々の気づきのことなどを綴っています。

祈りの旅ペルー日記(第四弾)

20日は、チチカカ湖上での水のセレモニー。

湖には、葦の茎と根をうまい具合に重ねてできた水面に浮かぶ村がある。


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その村までは、エンジンがついたボートで行き、その村から、葦舟に乗り換える。

7艘の葦舟にそれぞれみな分乗して、その舟と船の端をそれぞれつなげて輪をつくり、セレモニーを執り行った。


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それぞれの長老たちが順番に、輪の中に向かって、それぞれの祈りと歌を捧げ、参加者は、コカの葉を三枚手に持ち、そこに祈りをこめて自分の息をふ~と吹きかけて、水面に向かって放った。


緑のコカの葉がハラハラと舞い落ち、青い湖の中に沈んでいく。

セレモニーが終わる頃、夕陽が葦の舟と葦の村を見事な黄金色に染め上げた。


インディゴブルーの空と深い蒼色のチチカカ湖と夕陽の色のコントラストは、私のハートの奥深くに染み渡っていく・・。

あ~~知ってる・・この空気の匂い・・。とても、懐かしい・・・。



毎朝の祈りは、ホテルのそばにある遺跡で行われた。
そこには、石で男性の性器をかたどったものが、たくさん並んでいる。

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性器と性器の間に人が立って、セレモニーを進めていく。
なんだかその光景もとても自然で、スーと受け入れられる。


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なんで・・男性性器なんだろう・・・???
ペルーに来る前に、もっと、ここの文化背景を学んでおけばよかったと思った。



21日の春分の日の朝は、その性器の広場に、かわいいラマ(驢馬みたいな動物)が赤い花飾りをつけてそこにいた。

な~~んの疑問もなくそれを見ていた。

セレモニーが進行するにつれ、広場の真ん中に祭壇が組み立てられていく・・。

うっ!もしやっ!て思ったときには、すでに始まっていた。

そうここは、インカ文明の地。生贄の地。母なる大地パチュママに血を捧げる地。

後ろ向きになってこの光景をおもいっきり避けたかったが、ラマとこのセレモニーを執り行っているインカの長老たちをリスペクトするためにも、数ミリだけ目を開けてその光景に面と向かって立っていた。

「ラマ、ありがとう、ありがとう」を心の中で繰り返した。


生贄の血が採られた後、変わり果てたラマをマヤの青年たちが抱えて、私の方に向かって歩いてくる。しまったっ!私は、出口のすぐそばに立っていたのだった。

う~~! 思いっきり私の数センチ横をラマは通って行った。
そのときの私の目は、さらに細くなり一ミリくらいしか開いていなかった。

その後、ラマの縫いぐるみや、置物を見ると、うえ~~!と悲しさと気持ち悪さと共にその光景を思い出していたが、意識的に気持ちを変えて、それをありがたく受け入れるように自分の中でしていたら、数時間後には、ラマのものを見ても大丈夫になっていた。

すごいじゃん!私っ!(横浜っ子の私は、すぐにジャンが出るっ(笑))


そのまんまを受け入れることは、とても大事なことなんだと、またまた体感した。


大地に血を捧げる・・。

もちろん人間の血も・・。


今の時代、さすがに、人間の生贄はないでしょ・・と思っていたら、なんと生理中の女性の血を捧げるという。


なんとまぁ・・たくさんいる女性の中で、私と日本から来た、ミカちゃんの二人がばっちり生理中でありました。


このイベントを全体的に率いてるグランド・マザー85才の強い願いにより、私たちは、自分たちの血を採取することにしました。

この採取の仕方は企業秘密ですっ!(笑)

私たちはこのためにここに来たのかもね~~、ここの大地に日本人の私たちの血が捧げられるんだね~なんて話しながら採取してました。結構、神妙でした・・。

チチカカ湖での最後の夜のセレモニーのとき、私たちの血がガラスの大きな器に入れられ、それを私とミカちゃんとグランドマザーが手で支え、祈りながら、輪になっている人々の前を血を見せながら歩いていく。参加した子供が覗きにきて、うえ~~と声をあげる。

ごめんね~。そうなのよ~。血なのよぉ~。これから大地に捧げるのよぉ~。と心の中でその子に語る。

私は、過去生でインカで生贄になった記憶がある。
ずっとペルーに来たくても、その記憶の恐れがあってなかなか来れなかった。

今回、あれよ、あれよ、という間にこういう流れになって、このインカの地に導かれてきた。そして実際にこの土地に立ったら、恐れよりも懐かしさでいっぱいになった。

今回、自分の血を捧げることにより、インカに対する重い思いが流れていった。
何に対して恐れていたのかなぁ・・幻想だったな・・思い込みだったな。

また、ひとつ、自分でつくったしがらみから抜け出せた・・。やったぁ~♪

ありがとうございます。