Iru Grahamのブログ

アリゾナ州セドナから、アセンションについて、魂の成長を助けるセント・ジャーメインからのメッセージについてなどを綴っています。

巡礼の旅の記録 パート3



ラパス2.jpg

チチカカ湖を後にして、ラパスに向かった。
何と不思議な柱なのでしょう・・・。

ラパスは飛行場もあり大都市だ。

ラパスに到着してすぐにディーゼル車の排気ガスでむせてしまった。
街のあちらこちらで、かつては日本で活躍していたディーゼル車を見かけた。

日本語で書かれた店や会社の名前がそのまま車のボディーに残してある。
美穂ちゃんは、実家から5分の距離にある地元のスーパーのバンが走っていたのを見て、興奮して喜んでいた。

その気持ち・・良くわかる。これも偶然じゃないなぁ・・って思った。

ここ数日間は、チチカカ湖を見てきれいな空気を吸ってのどかに過ごしていたので、いきなりの大都市に私のハートは少し置き去りぎみ・・。

その夜、巡礼の旅の最終目的地、チャラサニに集う長老たちやそれをサポートする人たち数百人が同じホテルに集り、ウェルカムパーティーとなった。

巡礼の旅の間、いろいろな部族の村を訪れ、そこの長老たちとセレモニーをしてきた。
そういった顔見知りの長老たちをパーティーで見つけるたび、胸がおどり嬉しくなった。

翌朝、数百人の参加者たちは、何台かのバスに分乗してチャラサニへと向かった。

チャラサニまでは、アルプス山脈を越えて越えての7時間のロングドライブ。

途中でアルプス山脈の頂上あたりを通過する。
その辺りに来る前から、みんなはコカの葉をくちゃくちゃ噛み、高い標高にそなえた。

それでも、数人は呼吸困難になってしまった。
バスに常備してある酸素ボンベが大活躍していた。

メディスンマンの一人は、具合が悪い人の隣に座ってネイティプの唄を歌い続けた。

大地と天とつながったその声は、バスの中に響き渡り、みんなの心をおだやかにした。

途中で、トイレ休憩となる。
アルプス山脈がトイレ。
好きな場所で、おもいっきりする。
気持ちが良い。


目の前の丘の頂上に、2羽の大きなコンドルが向かい合ってとまっていた。
良い兆し・・ありがたい。


チャラサニには夜10時ごろ着いた。
辺りは何も見えないけれど、静かなところだな・・って思った。

翌朝、目を開けるとホテルの窓からアルプスの峰々がそびえていた。
う~~!すばらしい、まるで絵みたいだ・・と感動した。

チャラサニはアルプスの山頂近くにある小さな村。
いろいろな薬草が生えていて、それを扱うメディスンマンがおられることで有名。

最近、日本のテレビ局もこの村を訪れたようだ。
私たちが宿泊したホテルの宿泊ノートに取材班が書いたメッセージが残されていた。

「宇宙船地球号」だったかな・・・?

こんな遠いところまで、やってきたんだぁ・・すごいなぁ・・。


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私たちが宿泊したホテルからさらに2時間山を登ったところに住むメディスンマンとその奥様。庭には、たくさんの野草が生えていた。


メディスンマンの家2.jpg

メディスンマンの家。
トウモロコシと、動物の皮を干している。



初日は、長老たちがまず一同に会し長老会議となった。
私たちは、山を少し下って温泉に向った。

この温泉がとても気持ちがよかった。
ここ数日間は冷たい水シャワーのみだったので、とてもありがたかった。

マチュピチュの温泉は、ぬるくて日本人の私たちにはイマイチだったが、ここの温泉にはかなり満足した。

翌朝、セレモニーのため、日の出とともに山頂にある聖地をめざして歩いた。

標高が高いからか、天に近い場所だからか、体がとても軽く楽に感じる。
2時間の登山も苦にならなかった。

頂上に着いたとき、「やった~~!」と満足げに手を広げ空をあおいだ。

2羽のファルコンという大きな鳥が頭上を旋回していた。
そして、大きな日輪が輝いていた。

日輪2.jpg

神様ありがとうございますっ!とおもわず感謝した。


頂上の聖地で数時間にわたって儀式が執り行われた。
おばちゃんたちも元気に踊っていた。


おばちゃん2.jpg

写真の左がおばちゃん。


ユークアラ2.jpg

セドナに住むメディスンマン・ユークアラと。
彼とは人種を越えて、性別を越えて、いつもふざけあって遊んでいる。


ヤバパイとチリ2.jpg

太古の昔からセドナの周辺に住むヤバパイ族。
そのヤバパイ族グランドマザーたちと、南米チリのシャーマンたち。




翌日は、女性だけのミーティング。
いろいろな人種が集まり熱い集いとなった。

女性会議2.jpg


ある日、メディスンウーマンから教えをいただいた。
彼女は、ずっとこのことを感じていたが、我慢していたとのこと。
でも口にしないと病気になりそうだから・・とシェアをしてくださった。

私たち一般の女性たちは、どうしてジーパンやズボンをはいているのか。
ネイティブのセレモニーに参加しにきたのに、なぜスカートをはかないのかと言われた。

昔から女性がスカートをはくのは、大地のエネルギーをそのまま足の間から吸収するためなのだ。

今どきの女性は、ズボンをはく。だから第一チャクラに大地のエネルギーが届かないのだ。
フェミニンさがかけてきてしまうのだ・・・とのことだった。

お恥ずかしながら・・大きくうなずけた・・。

私もズボンを履いていた。

それならと、現地の人が着ている裾がどばっと広がっているカラフルなスカートを買いましょう・・と村にある小さなお店屋さんに出かけた。

選んでいるとき、そのメディスンウーマンとまたまた出会った。
何しているの?と聞かれたので、スカートを買おうとしているの・・と答えた。

メディスンウーマン曰く、「日本人がこのスカートをはくことは、ここの民族の人たちを尊重していないことになります。ここの人たちは、祖先の人たちからこの民族衣装を代々受け継ぎ、生活にそして儀式に着てきました。たくさんの大切な意味があるのです。」と言われた。

穴があったら入りたくなった・・。
スカートだから何でもよいということではないのだ。

次回、こういったネイティブの集まりに参加するときは、日本人を代表して日本の民族衣装を着ましょう・・と心に決めた。


村にある運動場がセレモニー会場となっていた。
中央には聖なる火がいつも保たれていた。

セレモニー場2.jpg


いろいろな国からヒッピーたちもこの祈りのイベントに参加していた。
彼らはセレモニー場となった運動場にテントを張り、セレモニーに参加していた。
自然とファイヤーキーパーも彼らが交代してすることになっていた。

ある日、グランドマザーが美穂ちゃんと私の手を取り、「今日は、あなたがた二人が火の当番をするのです。決して目をそらしてはなりません。食事に行く時もどちらか一人は必ず残るのです。」と言われた。

私たちは、すごい役目を仰せつかったぞっ!と意気込んだ。

グランドマザーに手をひっぱられながら火のところにいったら、彼らのリーダー格の一人が目の前を立ちはだかった。

ファイヤーキーパーはすでに担当制になっていて、すでに今日の担当も決まっている。
変えることはできない・・と強く主張する。

なんとまぁ・・・グランドマザーに対してすごい口調だこととびっくり。
グランマは「あら、そうですか・・」とすぐに引き下がった。

また、ある夜、メディスンマンの一人がファイヤーセレモニーで歌と祈りとダンスを披露した。ダンスのとき、右回りで踊り始めた。

だが、いきなり、火の当番をしていた若者がそれを引きとめた。
ここでは、左まわりにまわることになっていると・・。

メディスンマンは、彼のいうことを聞いてしばらくダンスを続けた。

メディスンマンの土地では、ご先祖様からの代からずっと右回りなのだ。
なぜ、彼らの民族を尊重しないのかっ!と、今度は、私がムカっ!と来た。

あとで、そのメディスンマンと話した。

彼は、「すべてはありがたい教えです・・。
そのときにどういう態度をとるのか・・それが学びです。
あの若者にもいずれ必要なタイミングで学びがやってくるでしょう。」とおっしゃった。

すぐにムカついた私が恥ずかしくなった・・。
深い、深い、教えがいっぱいの日々に感謝なのであった。


    ・・・・・・・・パート4につづく・・・・・・

         ありがとうございます。