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Iru Grahamのブログ

アリゾナ州セドナのこと、ネイティブアメリカンのこと、旅のこと、日々の気づきのことなどを綴っています。

ギリシャの旅 11

アギオス・ニコラス に着いた。高級な香りがする港街だ。

フェリーが停泊している港の周りを高級ブティックやレストランが並び、

たくさんの観光客でにぎわっている。

街を散策しようとパーキングを探すが見当たらない。

ようやく「P」の文字を路地裏で見つけてそこに停めた。

すぐに男性がやってきて。5ユーロだと言った。

どうしようかな…。この街にときめくかな?

ハートに聞いた。 答えはNo!


地図をみたら、そこからさらに南下したところにある「イエラペトラ」という街が気になった。

パーキングのおじさんに、ここまでどれくらいかかる?と聞いたら、
1時間くらいだと言う。

よし、こっちに行っちゃえ!


アギオス・ニコラスを通過して南下する道は、海がとてもきれいだった。

あ~~ギリシャの島に来たなって思える。

思えばずっと山道を走っていたから、こういう景色はあまり見ていなかった。

きもちいい。癒される。


6時頃、イエラペトラの港に着いた。

静かな港街。海が左右に大きく開けている。

こんなに大きな海は島に来てから始めて見た。

島の形状が凸凹しているから、湾になっているところが多くて、
なぜか訪れたところはそういうところばかりだった。

港に、Chrissi島という無人島にいくフェリーが停泊している。
ここから1時間くらいで行けるそうだ。


フェリー停泊所の前に、大きなイルカの石の像があった。
尾の辺りをなぜながら、ここまで来たよ、導いてくれてありがとうってつぶやいた。


港の周りのレストランやショップにはあまり観光客がいない。

ひっそりとしている。


適当な店に入って、野菜をだんご状にして油で揚げたものと、モッツアレラチーズとトマトをオーブンで焼いたギリシャ独特の料理を2品オーダーした。

でも、どちらも今ひとつ何かがたりない感じがした。

店の人のハートかな?

お会計の時、いつもはあまじっくりとは見ないレシートをなぜかちゃんと見た。

おっと…3品食べたことになっていた。

気付いて良かった。

店の人は、「大切な電話をしながら会計をしたから…」と言っていた。


食事をしている時、緩やかなカーブを描く港の向こうに、ホテルらしい建物と、その前にパラソルが数個たっているビーチが見えた。

何となく惹かれた。

港の近くに宿をとろうと思っていたが、この店の雰囲気もあまりよくないし、
港周辺はパスして、そっちへ行くことにした。

車に戻り、適当にその方角に向かって車を走らせた。

何件かホテルを通り過ぎた。だんだん私が呼ばれている様な気がするホテルに
近づいているのを感じる。

西に向かって大きくカーブしたら突然夕日が見えた。

大きなオレンジ色の夕日がギリギリ海面の上にあった。

とってもきれい。


すぐに夕日が差し込んでいるビーチとホテルが見えた。

そこだっ!

急いでホテルの入り口に車を停めて、まずはビーチにおりていって、
夕日をながめた。


今日も素敵な一日だったな。

ここまで来れてよかったな。

手を合わせながら、夕日を見ていた。


夕日が完全に海の向こうに落ちた後、後ろを振り返ってホテルに向かった。

ホテルの玄関先で、とても感じのよい女性が植木に水まいている。

部屋はありますか?と聞いたら、素敵な笑顔で「Yes」の返事。

とっても親しみを感じる人だ。


チェックインの手続きをしながら、カウンター越にこの女性と1時間近く話で盛り上がってしまった。


この村はクレタ島の中でもとてもユニークなところで、古代の叡智がいっぱい
残っているところだという。

村の人々はおっとりしていて、とても優しい人たちとのこと。

他の村では、オリーブをメインに作っているが、ここでは葡萄がメインにつくられている。

一年を通して雨があまり降らないとのこと。

たま~に雪が降るときがあって、そのときは子供たちは誰も学校へ行かず、雪だっ!ってはしゃぐらしい。

島の反対側の街のイラクリオンからアテネまでの距離と、ここイエラペトラからアフリカまでの距離はちょうど同じくらいなのだそうだ。

だからか、今まで訪れた場所とは違う空気がある。とても解放的だ。

私の好きな感じ。


この女性はホテルのオーナーの奥さんで、マリアさんという名前だった。

ワオ~!
また、マリアだ。
うふふ…。


マリアさんは、カウンターに何種類もの地図を広げて、お勧めの場所を教えてくださる。


そのなかで、マリアさんが口にした村のひとつが気になった。

「Anatori ・アナトリ」


そこは古い小さな村でとても素敵な場所らしい。


明日、そこを訪ねてみることにした。


ホテルの部屋は、優しいピーチ色を基本にしていて、とっても心が和む。

今回の旅で一番気にいったホテルとなった。


旅の終わりの御褒美みたい。

祝福されているなって思えた。


海に面した広い部屋で、スーツケースを広げて帰国の準備を始めた。