Iru Grahamのブログ

アリゾナ州セドナから、アセンションについて、魂の成長を助けるセント・ジャーメインからのメッセージについてなどを綴っています。

コロンビア・マモスと聖地で儀式

ギャザリングのスタッフから、突然、山の上のコギ族の聖地を訪れることを知らされた。

全部で8時間のハイキングだ。

前もって知っていたら、ちゃんとそれようの服とか靴とか用意したのに〜〜って思った。


だが、山に住むマモたちにとっては、山を登ることは、日常的なことであり、前もって準備をするという考えはないんだろうな・・って、気がついた。

だから、まあ・・しょうがないか・・ということで、もくもくと登り続けた。

ジャングルの中、川を渡ったり、ドロドロの泥地を歩いたりもした。

90歳過ぎたマモが私の後から来て、軽々と私を追い越して行く。
6歳くらいの子供も私を追い越して行く。

彼らの軽いフットワークは、まるで森の精霊のようだ。


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実は、私は、ここの聖地を去年も訪れている。

山の中にあるアルワコ族の村でのギャザリング終了後、サンタマルタまでバスで移動して、ビーチ沿で数日間を過ごし、宿の人たちとここを訪れた。

その時も、いっぱい歩いてかなり大変だった。
だから、この聖地はとてもすばらしいけれど、今回だけでいいかも・・って思った。

そして、まさか今回もそこに行くことになるとは・・思いもしなかった。



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山を登り始めてから、「あれれ〜、見たことありますよぉ・・この景色・・。」という感じで、ようやく気がついたのであった。ご縁があるんだな・・って思った。


数週間前に、グランドキャニオンの底まで歩いたとき、コギ族の聖地を訪れた経験とどっちが大変かな・・って、思いながら、比べながら歩いていた。

その時は、まさかその後にコロンビアに行くことになるなんて、思いもしていなかった。
ましてや、あの聖地にもう一度行くことになるとは・・。

2012年・・繰り返し思い描くと実現する可能性が強いぞ!・・と感じ入った。




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山の頂上付近にあるコギ族の聖地「タイロナ」。


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彼らのご先祖様が最も大切にしてきた聖地。


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キリスト教が勢力を強めたころ、ここの聖地は荒らされ放置された。

その後、今回ギャザリングに参加した、マモ・ルイースのお父様がこの聖地にテンプルをつくり、再生させた。

だが、その後、ここがナショナルパークとなり観光地化が進み、テンプルは壊されてしまった。


シエラネバタ山脈の観光地化と鉱山の発掘やダム建設などによって、彼らの住むところと祈りの場所(聖地)が、どんどん破壊されてしまっている。



マモたちは、私たちと一緒に、この聖地を訪れることができたことをとても喜んでいた。

そして、この聖地の中で、大切な儀式がなされていた場所に私たちを招いてくださった。


そこには、二つの丘が並んでいる。
一つの丘の上にマモたちが座り、もう一つの丘の上に私たちが座った。

マモたちと私たちが向かい合う形なった。

白いコットンが一人一人に手渡された。

マモたちから私たちに説明があった。

「ギャザリングの初日の儀式で、私たちはネガティブなものを払い清めた。今回は、完璧にポジティブな気持ちで、母なる大地に感謝を捧げることに集中してください。」

両手の手のひらにコットンを握りながら、誰もが静に祈った。

聖地に静寂が訪れた。

私たちが、静かに祈っている様子を向こう側の丘から、マモたちがじっと見ている。
私たちを見守ると同時に、私たちの何かを見ているかのようだった。

しばらくして、マモたちから終了の合図が出た。

そして、全員で、一列になり、左に大きく輪をつくりながら歩き、今度は、右周りに歩き、それから、そのまま出口に向かった。
出口のところにある大きな石のところに、両手に持っているコットンをそれぞれ置いた。


左まわりとか右まわりに歩いてまわるのは、コギ族の儀式のひとつ。その時、その場合によって、右からまわるか左からまわるか決まるが、通常、コットンセレモニーしか人々に見せないマモたちが、このセレモニーを私たちにシェアしてくださった。

ギャザリングのスタッフたちは、これはめったにないことですよぉ・・と感激しながら、私たちに説明をしていた。

ありがたい。




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川沿いの大きな石に穴が9つあいていた。

マモの一人に、これは何ですかと質問をしたら、9つの惑星を表していると言った。
でも、それをどういうふうに使ってセレモニーをするのかは教えてもらえなかった。



聖地でのセレモニーの後、山の反対側を降りて帰路についた。
下りの道は、大きな石がごろごろしている。
まるで、大きな石の建物が崩れた跡のようだった。


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山を降りると浜辺に出る。
そのビーチを延々と3時間歩き続ける。

ビーチを歩き始めたら、大雨が降って来た。
みんなビショビショに濡れながら、とにかくがんばって歩いた。

聖地巡礼は、簡単ではない。
つくづく身にしみた。


この聖地・・ご縁がありそう。
来年も行くことになるかな・。
そのときは、さらに身軽に登れることを祈る私であった。

つづく・・。