新年は、地元のネイティブアメリカンたちによる、スウェットロッジでスタートだった。
本当は、朝からだったが、儀式の場所の除雪が必要なため、午後からになった。
そこに参加する人たちも、それぞれの車の上に積もった雪や、自分の家から車道までの雪かきが必要だったので、出足がかなり遅くなった。
セドナでは本当にめずらしい大雪だ。
午後、私が家を出るときに、近所の家を見たら、車庫の前から車道まで、きれいな新雪が残っていた。近所の人たちは、家に篭って、静かな、新年を迎えているようだった。
スウェットロッジに迎う道中の景色が、とても美しかった。
町中が、シュガーパウダーをちりばめた、チョコレートケーキで、そこに、屋根に白砂糖の雪を乗せた茶色いお菓子の家が点々としているようだった。
コーヒーポットの形をした、コーヒーポットロックを見たとき、ホカホカのコーヒーがそこから出でくる気がした。
めったにないこの光景は、私のマインドをかなり楽しませてくれた^^
スウェットロッジは、地元のネイティブアメリカンや、アメリカ人、メキシコ人、日本人と、いろいろな肌の色が混じり合い、文化が混じり合い、あらためて、ユニティー統合とは・・と感じさせるスウェットロッジだった。
いろいろと心の中で動くものがあったり、大いなる存在とのつながりを感じるとてつもない安心感があったりと、新年ならではの素敵な儀式になった。
このスウェットロッジに参加するために、セドナにやってきたTくんは、一泊だけのセドナ滞在だった。雪で交通事情も悪くて、セドナの滞在時間は、ほんの少しだったが、儀式を受けられたことが、Tくんの人生において、とても大切なことのようだった。その場を一緒に共有できて嬉しかった。
私の家の庭の木のジュニパーは、雪の重さで幹の途中からさけるようにして、折れてしまった。
いっぱい私を守ってくれた木だった。
ありがとう。
形あるものは、変化していく。
人の心も変化していくね。
すべての移り変わりにありがとう。
新年おめでとう!