14日からの祈りの集会に向けて、長老たちが徐々に集まってきている。
昨日は、ニュージーランドのワイタハの長老が到着した。
ランチはマクロバイオティックの店に行った。
ランチが終わる頃、ワイタハの長老は、ご自分の杖をトーキングスティックとして、参加している祈り人たちに手渡し、順番にメッセージと、それぞれの国の歌を歌うように促した。
私は、その杖を握った瞬間に、祈り人だった祖父が持っていた杖のことを思い出したので、そのことからシェアを始めた。このとき、私のDNAの中に引き継がれた祖父の祈りが動き出したのがわかった。
その後、日本からいらした淳子さんと一緒に、「桜」を歌った。
私の後は、カラハリ砂漠のブッシュマンご夫婦だった。
彼らの歌の中に、「タッ」みたいな口の中で舌を強く打ちつけた時に出る音が挟まれる。
その響きは、星の言葉だと言っていた。
二人同時に発する快い「タッ」という音は、私を懐かしい思い出へとつなげた。
30年くらいに前に、日本でブッシュマンという映画が放映され、その映画で主演された方が日本にいらしたことがあった。私はご縁があって、1日だけ、控え室の付き人をさせていただいた。
そのとき、私は、何どもこの「タッ」という響きを聞いていたのだった。ブッシュマンの真っ黒でキラキラ光る目は、星空みたいだ。なんて綺麗なのだろう。瞳の輝きと星の言葉がとてもよく似合っていた。
このランチタイムは、公共のレストランが、いきなり文化交流の場となった。
普通のお客様も自然とそのエナジーに溶け込み、ワンハートの心地よい空間となったのであった。