Iru Grahamのブログ

アリゾナ州セドナのこと、ネイティブアメリカンのこと、旅のこと、日々の気づきのことなどを綴っています。

「Dawn of A New Time / 新しい時代の夜明け」パート2

アルワコ族によってコットンセレモニーがシェアされた。

参加者全員に真っ白いコットンが配られた。
一握りのコットンをふたつにわけて、両の手の平に握る。

手のひらの中のコットンに意識を向けて、その暖かさから母なる大地へと繋がって行く。

コットンを握った両手をハートの前でゆっくりと回転させながら、自分にとって必要のない感情や思いなどが白いコットンに吸収されていくのをイメージする。

そして、母なる大地への感謝の気持ちもこめていく。

ひとりひとりがそれぞれの手の中のコットンに意識を向けて手を動かした。
シーンとした静寂が会場を包んだ。

集中した意識とシンプルな繰り返しの動作によって、内観が進み、内側がどんどん静かになっていく。

大きく息を吸ったら胸のパイプが太くなって、清らかな空気がいっぱい入ってくるのを感じた。


10分~15分くらいたった後、舞台の上にコットンでできたバックが二つ置かれた。
バックの蓋は大きく開けられていて、右側のバックには、右手のコットン、左側のバックには、左手のコットンを入るようになっていた。

参加者全員がひとりひとり前に行って、それぞれのバックにコットンを納めた。

集められたコットンは、後ほどマモたちだけによる儀式の中で大地へと返されて行った。


その後、アルワコ族の現地の様子のビデオが上映された。

その映像の中でも、コットンをくるくるとハートの前で動かして、母なる大地に感謝を捧げている様子がたびたび出て来た。

裸足で山々を歩き、大自然と調和しながら、母なる大地に感謝を捧げている彼らの日常の姿の中には、現代社会を生きる私たちにとって思い出す必要のあることがいっぱいだった。

彼らの生き方は、生きる英知に満ちている。
自然と精霊と人間が共存するすばらしい世界だ。

だが、現代社会は彼らの大地にブルトーザーを入れて、穴を開けて、石を採掘し、彼らの生命の川を塞き止めてダムをつくった。

ついに古から守られていた彼らの大自然との調和が保てなくなって来た。
人類の危機を感じた彼らは、山を降りて、私たちに大切なメッセージを届けに来た。

アルワコ族はシエラネバタ山脈の中腹から麓近くに住んでいて、車で村の近くまで行くことができるから、現代文明にいくらか近いところにいる。
裸足の人たちもいるが、サンダルを履いている人たちもいる。


コギ族は、山の上の方に住んでいて、文明社会まで歩いて2日間くらいのところに住んでいる。裸足で生活をしている。

このギャザリングに参加されたコギ族の最高年齢のマモは96歳。
彼も2日間かけて山を降りて来た。

ギャザリング会場に現れたコギ族の足もとを見たら、みんなサイズが大きいブカブカのスニーカーを引きずるようにして履いていた。

飛行機に乗るときに間に合わせで調達したような感じだった。

肩から下げたコットンのバックと白い服という着のみ着たままの姿で、山を降りて、飛行機に乗って、セドナまでやって来てくださった。

なんというシンプルなあり方。
彼らとの出会いは、仙人と出会ったような感じがした。

アルワコ族とコギ族のマモ(高僧)たちは、都会の中にいても、まるで大自然の中にいるように存在している。彼らの体の中に宇宙の気が、大自然の気がそのまま循環している。

彼らは、パイプ椅子に3日間座り続けていても、まったく同じ姿。
自然の流れの中にいる姿。

96歳のマモもまったく疲れを見せずにヒョウヒョウとした姿でいる。

すごいなーー。
これが、自然のゆらぎと共に生きる姿なんだ。
これが、体の中心軸がしっかりとしていて、母なる大地と父なる空とまっすぐに繋がっている姿なんだ。

どんな環境でも、自分と宇宙とのつながりをしっかりと保っていれば、自分は心地よいゆらぎの中にいられるんだって実感した。



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3日間におけるギャザリグの中で、マモたちの姿をとおして、そして彼らから発するエナジーをとおして、彼らからのシンプルなメッセージをとおして、自分の今後のあり方をあらためて見させていただいた気がした。


とてもありがたい英知の宝物をいっぱい頂いたギャザリングであった。


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このギャザリングの後、マモスと一緒に、私と数人の友人たちはホピの村へと向かった。


つづく・・。