ランチ後、ロスリン礼拝堂からロスリン城まで歩いた。
途中から、足に何トンものおもりがぶら下がっているかのようになった。
一歩一歩がかなりきつい。
そして、城のゲートに着いたとき、もう歩けなくなっていた。
手にもおもりがいっぱいぶら下がっている感じ。
全身が痛くてどうにもこうにも動くことができない。
ゲートのそばにある、草の上に横たわった。
みぞおちから深い哀しみが浮かび上がる。
嗚咽と共に泣いた。
私の頭をクリスが、足をリンジーがさわり、男性性と女性性のエナジーで私のバランスを保ってくれていた。
マーガレットという名前が心の中に突然入って来た。
クリスとリンジーに、「マーガレット」って何? 人の名前?と聞いた。
彼らは、イギリス人の典型的な名前だよ。きっと、ここにご縁のある人の名前かもね・・と答えた。
少し歩けるようになったので、そのまま城の下を流れる小川まで行った。
小川の上にかかる橋の上を歩いた時、心臓に強い痛みが走った。
もう一歩も動けないと思った。
目を足元に向けた。白い鳥の羽がひとつ落ちていた。
それを拾い上げ、ふっ!と息を吹きかけて、水面へと放った。
ゆらゆらと羽は落ちて、水の流れに乗り、すぐに見えなくなった。
しばらくしたら、また少し動けるようになった。
リンジーとクリスは、私がこんなに身体が痛くて、動けないということは知らない。
すたすたと先を歩いて行く。
私は私の経験を他人のジャッジなしに経験をしたかった。
だから、二人には言わなかった。
私の身体に何百人かがぶら下がっているような感じで、何百人分の痛みも私の身体を襲っている。心臓がわしづかみにされているかのように痛くて苦しい。
呼吸をするのも困難になってきた。
足を引きづりながら、うわずった声で、先を行く二人に私の状況をようやく告げた。
私たちは、すぐに川辺へと降りることにした。
クリスが先導してくれた。私は彼の両肩につかまらせてもらい、やっとのことで水辺までたどり着いた。
私が身につけていたクリスタルやジュエリーを全て外して、川の水で浄化をして、
石の上に並べてしばらくの間、太陽光線をあびさせることにした。
その間、 私は足を水に付けて座り、身体を休めることにした。
だが、座った瞬間から私は、儀式の中に入っていった。
予期せぬタイミングだった。
今までの経験上で、最大の痛みを伴うこの霊的な儀式に、私は何のセレモニー道具を持たずに挑むことになった。
これもチャレンジだと思った。そういう風になっていたんだと覚悟を決めた。
苦しくて、「く」の字型に曲がった身体の状態から儀式はスタートした。
儀式の半ばころ、スピリットから女王の王冠を手渡された。
誰かの手に渡っていたものがまた戻って来たとのことだった。
私はこれをどうしたものかと思った。
スピリットは私に冠を手渡した後は、何も言ってこない。
確かにリンジーはこの冠に値するくらいの女王の風格を持っている。
私は、リンジーにこの冠を渡すことにした。
後ろを振り返ったら、ちょうどリンジーは私に背を向けて何かをしてた。
私は声が出ない状態だったので、リンジーに声をかけることをせずに、王冠を持ったまま、また前を向いた。(注)王冠については、あくまでも、私の中のビジョンの光景です。
さて・・どうしよう。
そっか、今はもう冠はいらないんだ。
川に流そう・・と思った。
冠はプカプカと流れて行った。
そのとき、スピリットからまたメッセージが来た。
「それでいいのです。
権力の時代、戦いの時代は終わりました。
上も下もない平等の新しい時代へと移行するときです。」
「権力を象徴する男性型のピラミッドの形は、女性を象徴する逆ピラミッドを受け入れたとき、そこに新しい命の源ができあがり、新しいDNAへと移行するのです。」
光の粒子が降り注いできた感じがした。 この光を全身に取り入れた。
私の身体の痛みはかなり楽になっていた。
そしてまっすぐに座ることができるようになった。
川の水を私の全てのチャクラに付けた。
もう大丈夫だと思った。
振り返ったとき、リンジーとクリスが私の後ろで、しっかりと場のバランスをとり、私の体験と祈りが邪魔されないようにプロテクトをしていてくれた。
私はそれに感謝をした。
そして、リンジーは、白い野の花束を差し出してくれた。
私が振り向いたとき、リンジーが後ろを向いていたのは、この花を摘んでいるときだったのだ。
花束を受け取り、花のエナジーでひとりひとりを祝福した後、花束を3つに分けた。
それぞれが、自分の言葉で祈りながら、花を川の流れに浮かべていった。
私はときどき、このような霊的な痛みを伴う大きなプロセスが来た場合、あまり人にシェアをしない。
なぜなら時に人は、このような霊的プロセスをしている私の中にいきなり入ってきて、勝手にヒーリングを施していく。そして、その人の判断で私の状態に結論を出す。それは、私が経験する必要があったプロセスがその人によって奪われてしまったことになるのだ。
きつく聞こえるかもしれないが、これは、ヒーリング能力を誇示したいという無意識のエゴからの行動なのだが、でもその人にとってはよかれと思ってしている。これは説明しようとしてもなかなかわかってもらいづらい。
でもこの行動は、ヒーリングをする人のほとんどが、通っていくプロセスだと思う。
実際、私もおこなっていた。
リンジーとクリスは、スピリチュアルな世界に長年いて、すでに、この学びのプロセスを終えていた。だから私がして欲しかったことを何もいわなくても、していてくれた。
ジャッジをせす、ただ私を信じて、ただ見ていてくれた。そして、その場をプロテクトしていてくれた。
人が本当にヒーリングされていくときは、他人の力ではなくて、自分自身でしなくてはならないのだ。
端からみたいたら、ただ見ているだけの無情のように見えるかもしれない。
でもこれこそが、無条件の愛からの行動なのだ。
無情からの行動と、無条件の愛からの行動。見極めていきたい。
二人のおかげさまで、私はこの経験を自分のものとすることができた。
ありがたい。
もう私は大丈夫だと思って、川を後にした直後、さらに、さっきよりもすごい重みが全身を覆った。
う~~!苦しい。
口からアワのようなものが吹き出し、ねばりのある鼻が垂れ続ける。
リンジーが言うには、私の儀式の後半、私の周りには、たくさんの天使の光に近いものが私を取り囲んでいたそうだ。
私は、儀式の後、何も考えずに、プロテクトもせずにそのままでいた。
もしかしたら、スピリットはこの光をたよりにさらに集まって来たのかもしれない。
全身の痛みがピークになる。みぞおちに矢がささったかのような強い痛みが走る。
両手両腕は、何トンもの重みがぶら下がっているようだ。
前方から、犬を連れた女性が歩いてくる。
その犬は、リンジーとクリスの方へしっぽを降って歩みよる。
その犬は、数メートル後ろにいる私に気がついた。
目が血走り私に向かって吠える。
普段の私は、犬に好かれる方だと思う。
でもこのときの私のエナジーは、きっと犬も吠えたくなるものであったのであろう。
犬はじっと私から目を話さない。
身体の痛みを感じながらも、犬の反応を楽しむ余裕がある自分がまだいるのを感じた。
車の走る道路に出た。
私は、重症患者の様になってしまった。
クリスがロスリン礼拝堂の駐車場まで歩いて戻り、私がいるところまで車で来てくれた。助かった・・。
そのまま、車の後ろの席に横になり、ウンウンとうなされたままホテルに戻った。
ホテルと言っても、そこは、スピリットがいっぱいいる古城。
リンジーは、私を私の部屋で一人にさせておくわけにはいかないと言った。
私は彼らの部屋に宿泊することにした。
車を降りる時、足が動かない。
両手でひとつひとつの足を持ち上げる。
真剣にヘリコプターで城の上にある彼らの部屋まで運んでもらいたかった。
それくらい身体はまったく動かなかった。
どうにかこうにか、車からはい出し、城の螺旋階段を二人のサポートを頂きながら登る。
二人は、グランマ・イル・・と冗談を言って私をからかっていた。
まさしく私の姿は、老婆そのものだった(笑)
彼らの部屋のソファーに数時間横たわった。
この身体の痛みは、高熱の時の身体の痛みにとても良く似ている。
でも、それよりも激しい痛みに感じる。
水をいっぱい飲む。
トイレに頻繁に行く。
食欲はまったくない。
目の前に、塩味のポテトチップスがあった。
ポテチの袋に手を伸ばして、ひとつ口に入れてみた。
海の塩でまぶされたチップスが口に入った瞬間、身体の痛みが少し引いた・・・。
塩の浄化力を体感した気がした。
すごいぞ、塩。
ありがたいぞ、塩。
つづけて、ばくばくと食べた。
そして、ソファーでまた寝た。
しばらくしたら、全身の痛みが引いて来た。
後に残ったのは、両手と両足のしびれと、みぞおちから腸にかけての、お腹の痛み。
それは、手術後の痛みに近い気がした。
私は、何かのブリッジの役割をしたのかもしれない。
あまり頭で考えることはしたくないので、あるがままを受け入れた。
私は過去性でここと深いつながりを持つ。
私の身体はかなりの熱を持ち始めた。油汗が全身ににじんだ。
私が清算する必要のあるネガティブなカルマがこの体験を通して、燃えている気がする。
私は、そのままリンジーとクリスの部屋のソファーで朝まで過ごした。
翌朝、すごいすっきりとした状態で目が覚めた。
身体にはなんの痛みもなくしびれもなかった。
やったーー!!
やり過ごしたぞっ!と思った。
後でわかったことだが、このロスリン礼拝堂をつくり、ずっと守り続けている聖クレアファミリーの最初の女王の名前は「マーガレット」であった。
私がロスリン城のゲートのところで、苦しみの中で聞いた名前と同じだった。
この方のことだったのかもしれないし、違うかもしれない。
今、何かの結論を出そうとすると、そこに制限をあたえてしまい、それ以上のなにものでもないことになる可能性がある。だから、今は、あるがままで感じていようと思う。
きっと、時が満ちた時に、今想像できる以上のことがちゃんと理解できてくるのであろうと思う。
今はとりあえず、またひとつ貴重な経験をクリアした自分を褒めることにした・・。
つづく・・。
(今回の日記は、苦しみの中にいて、まったく写真を撮っていなかったのでよろしくね。)
途中から、足に何トンものおもりがぶら下がっているかのようになった。
一歩一歩がかなりきつい。
そして、城のゲートに着いたとき、もう歩けなくなっていた。
手にもおもりがいっぱいぶら下がっている感じ。
全身が痛くてどうにもこうにも動くことができない。
ゲートのそばにある、草の上に横たわった。
みぞおちから深い哀しみが浮かび上がる。
嗚咽と共に泣いた。
私の頭をクリスが、足をリンジーがさわり、男性性と女性性のエナジーで私のバランスを保ってくれていた。
マーガレットという名前が心の中に突然入って来た。
クリスとリンジーに、「マーガレット」って何? 人の名前?と聞いた。
彼らは、イギリス人の典型的な名前だよ。きっと、ここにご縁のある人の名前かもね・・と答えた。
少し歩けるようになったので、そのまま城の下を流れる小川まで行った。
小川の上にかかる橋の上を歩いた時、心臓に強い痛みが走った。
もう一歩も動けないと思った。
目を足元に向けた。白い鳥の羽がひとつ落ちていた。
それを拾い上げ、ふっ!と息を吹きかけて、水面へと放った。
ゆらゆらと羽は落ちて、水の流れに乗り、すぐに見えなくなった。
しばらくしたら、また少し動けるようになった。
リンジーとクリスは、私がこんなに身体が痛くて、動けないということは知らない。
すたすたと先を歩いて行く。
私は私の経験を他人のジャッジなしに経験をしたかった。
だから、二人には言わなかった。
私の身体に何百人かがぶら下がっているような感じで、何百人分の痛みも私の身体を襲っている。心臓がわしづかみにされているかのように痛くて苦しい。
呼吸をするのも困難になってきた。
足を引きづりながら、うわずった声で、先を行く二人に私の状況をようやく告げた。
私たちは、すぐに川辺へと降りることにした。
クリスが先導してくれた。私は彼の両肩につかまらせてもらい、やっとのことで水辺までたどり着いた。
私が身につけていたクリスタルやジュエリーを全て外して、川の水で浄化をして、
石の上に並べてしばらくの間、太陽光線をあびさせることにした。
その間、 私は足を水に付けて座り、身体を休めることにした。
だが、座った瞬間から私は、儀式の中に入っていった。
予期せぬタイミングだった。
今までの経験上で、最大の痛みを伴うこの霊的な儀式に、私は何のセレモニー道具を持たずに挑むことになった。
これもチャレンジだと思った。そういう風になっていたんだと覚悟を決めた。
苦しくて、「く」の字型に曲がった身体の状態から儀式はスタートした。
儀式の半ばころ、スピリットから女王の王冠を手渡された。
誰かの手に渡っていたものがまた戻って来たとのことだった。
私はこれをどうしたものかと思った。
スピリットは私に冠を手渡した後は、何も言ってこない。
確かにリンジーはこの冠に値するくらいの女王の風格を持っている。
私は、リンジーにこの冠を渡すことにした。
後ろを振り返ったら、ちょうどリンジーは私に背を向けて何かをしてた。
私は声が出ない状態だったので、リンジーに声をかけることをせずに、王冠を持ったまま、また前を向いた。(注)王冠については、あくまでも、私の中のビジョンの光景です。
さて・・どうしよう。
そっか、今はもう冠はいらないんだ。
川に流そう・・と思った。
冠はプカプカと流れて行った。
そのとき、スピリットからまたメッセージが来た。
「それでいいのです。
権力の時代、戦いの時代は終わりました。
上も下もない平等の新しい時代へと移行するときです。」
「権力を象徴する男性型のピラミッドの形は、女性を象徴する逆ピラミッドを受け入れたとき、そこに新しい命の源ができあがり、新しいDNAへと移行するのです。」
光の粒子が降り注いできた感じがした。 この光を全身に取り入れた。
私の身体の痛みはかなり楽になっていた。
そしてまっすぐに座ることができるようになった。
川の水を私の全てのチャクラに付けた。
もう大丈夫だと思った。
振り返ったとき、リンジーとクリスが私の後ろで、しっかりと場のバランスをとり、私の体験と祈りが邪魔されないようにプロテクトをしていてくれた。
私はそれに感謝をした。
そして、リンジーは、白い野の花束を差し出してくれた。
私が振り向いたとき、リンジーが後ろを向いていたのは、この花を摘んでいるときだったのだ。
花束を受け取り、花のエナジーでひとりひとりを祝福した後、花束を3つに分けた。
それぞれが、自分の言葉で祈りながら、花を川の流れに浮かべていった。
私はときどき、このような霊的な痛みを伴う大きなプロセスが来た場合、あまり人にシェアをしない。
なぜなら時に人は、このような霊的プロセスをしている私の中にいきなり入ってきて、勝手にヒーリングを施していく。そして、その人の判断で私の状態に結論を出す。それは、私が経験する必要があったプロセスがその人によって奪われてしまったことになるのだ。
きつく聞こえるかもしれないが、これは、ヒーリング能力を誇示したいという無意識のエゴからの行動なのだが、でもその人にとってはよかれと思ってしている。これは説明しようとしてもなかなかわかってもらいづらい。
でもこの行動は、ヒーリングをする人のほとんどが、通っていくプロセスだと思う。
実際、私もおこなっていた。
リンジーとクリスは、スピリチュアルな世界に長年いて、すでに、この学びのプロセスを終えていた。だから私がして欲しかったことを何もいわなくても、していてくれた。
ジャッジをせす、ただ私を信じて、ただ見ていてくれた。そして、その場をプロテクトしていてくれた。
人が本当にヒーリングされていくときは、他人の力ではなくて、自分自身でしなくてはならないのだ。
端からみたいたら、ただ見ているだけの無情のように見えるかもしれない。
でもこれこそが、無条件の愛からの行動なのだ。
無情からの行動と、無条件の愛からの行動。見極めていきたい。
二人のおかげさまで、私はこの経験を自分のものとすることができた。
ありがたい。
もう私は大丈夫だと思って、川を後にした直後、さらに、さっきよりもすごい重みが全身を覆った。
う~~!苦しい。
口からアワのようなものが吹き出し、ねばりのある鼻が垂れ続ける。
リンジーが言うには、私の儀式の後半、私の周りには、たくさんの天使の光に近いものが私を取り囲んでいたそうだ。
私は、儀式の後、何も考えずに、プロテクトもせずにそのままでいた。
もしかしたら、スピリットはこの光をたよりにさらに集まって来たのかもしれない。
全身の痛みがピークになる。みぞおちに矢がささったかのような強い痛みが走る。
両手両腕は、何トンもの重みがぶら下がっているようだ。
前方から、犬を連れた女性が歩いてくる。
その犬は、リンジーとクリスの方へしっぽを降って歩みよる。
その犬は、数メートル後ろにいる私に気がついた。
目が血走り私に向かって吠える。
普段の私は、犬に好かれる方だと思う。
でもこのときの私のエナジーは、きっと犬も吠えたくなるものであったのであろう。
犬はじっと私から目を話さない。
身体の痛みを感じながらも、犬の反応を楽しむ余裕がある自分がまだいるのを感じた。
車の走る道路に出た。
私は、重症患者の様になってしまった。
クリスがロスリン礼拝堂の駐車場まで歩いて戻り、私がいるところまで車で来てくれた。助かった・・。
そのまま、車の後ろの席に横になり、ウンウンとうなされたままホテルに戻った。
ホテルと言っても、そこは、スピリットがいっぱいいる古城。
リンジーは、私を私の部屋で一人にさせておくわけにはいかないと言った。
私は彼らの部屋に宿泊することにした。
車を降りる時、足が動かない。
両手でひとつひとつの足を持ち上げる。
真剣にヘリコプターで城の上にある彼らの部屋まで運んでもらいたかった。
それくらい身体はまったく動かなかった。
どうにかこうにか、車からはい出し、城の螺旋階段を二人のサポートを頂きながら登る。
二人は、グランマ・イル・・と冗談を言って私をからかっていた。
まさしく私の姿は、老婆そのものだった(笑)
彼らの部屋のソファーに数時間横たわった。
この身体の痛みは、高熱の時の身体の痛みにとても良く似ている。
でも、それよりも激しい痛みに感じる。
水をいっぱい飲む。
トイレに頻繁に行く。
食欲はまったくない。
目の前に、塩味のポテトチップスがあった。
ポテチの袋に手を伸ばして、ひとつ口に入れてみた。
海の塩でまぶされたチップスが口に入った瞬間、身体の痛みが少し引いた・・・。
塩の浄化力を体感した気がした。
すごいぞ、塩。
ありがたいぞ、塩。
つづけて、ばくばくと食べた。
そして、ソファーでまた寝た。
しばらくしたら、全身の痛みが引いて来た。
後に残ったのは、両手と両足のしびれと、みぞおちから腸にかけての、お腹の痛み。
それは、手術後の痛みに近い気がした。
私は、何かのブリッジの役割をしたのかもしれない。
あまり頭で考えることはしたくないので、あるがままを受け入れた。
私は過去性でここと深いつながりを持つ。
私の身体はかなりの熱を持ち始めた。油汗が全身ににじんだ。
私が清算する必要のあるネガティブなカルマがこの体験を通して、燃えている気がする。
私は、そのままリンジーとクリスの部屋のソファーで朝まで過ごした。
翌朝、すごいすっきりとした状態で目が覚めた。
身体にはなんの痛みもなくしびれもなかった。
やったーー!!
やり過ごしたぞっ!と思った。
後でわかったことだが、このロスリン礼拝堂をつくり、ずっと守り続けている聖クレアファミリーの最初の女王の名前は「マーガレット」であった。
私がロスリン城のゲートのところで、苦しみの中で聞いた名前と同じだった。
この方のことだったのかもしれないし、違うかもしれない。
今、何かの結論を出そうとすると、そこに制限をあたえてしまい、それ以上のなにものでもないことになる可能性がある。だから、今は、あるがままで感じていようと思う。
きっと、時が満ちた時に、今想像できる以上のことがちゃんと理解できてくるのであろうと思う。
今はとりあえず、またひとつ貴重な経験をクリアした自分を褒めることにした・・。
つづく・・。
(今回の日記は、苦しみの中にいて、まったく写真を撮っていなかったのでよろしくね。)