出発する時、ミカリンがチャーハンと卵焼きのお弁当を手渡してくれた。
「マリーナのお弁当と同じだよっ!」と、ニカッ!と笑いながら・・・・。
私は、ミカリンの、この「ニカっ!」という笑顔が大好き。
私のハートを浄化して、あったかくしてくれる。
シンプルに生きているミカリンのそのものの笑顔だ。
このサプライズ弁当がとっても嬉しかった。
ミラノの駅からチューリッヒまで、直通電車があり、4時間で行ける。
乗り換えもないから、スーツケースの移動も楽だなーと思いながら、電車の旅を楽しんでいた。
写真は、お弁当を広げて、これから食べるところ。
おいしかった・・!!
・・この写真のときはまだ電車の中はとてもなごやかであった。
ところが、後1時間でチューリッヒと言う時に、車掌さんが来て、
「次ぎの駅で全員降りてください!!」と言った。
???
なんと、この先で、大きな土砂崩れがあって、線路の上にも土砂がいっぱい流れ込み通れなくなってしまったとのこと。
オー・マイ・ゴッド!!
私たちは、次の駅で降り、そこからバスに乗り変えた。
山の中の田舎駅。
エスカレーターもエレベーターもない。
機内持ち込み用のスーツケースを背負い、23キロのスーツケースを抱えて、階段を駆け降り、また登った。
はふ~~。
お弁当を食べておいて良かった。
力が出た。
なぜか、虫の知らせか、この旅の前に、背負えるタイプの機内持ち込み用スーツケースをネットで急遽購入しておいたのであった。役立った・・。
電車の代わりに今度は山道をくねくねとバスで走る。
土砂崩れのそばを通った。
かなり大規模な土砂崩れだ。
ヘリコプターもとまっていて、何やらすごい状況になっていた。
後でわかったが、このときは、土砂に巻き込まれた人を救助していたらしい。
バスから今度は電車に乗り換えた。
駅のホームからアルプス連邦が見渡せる。
小さな駅のホームは、私たちが乗っていた電車の人たちでごったがえしていた。
電車に乗れた。やったー! これで、チューリッヒだーっと思ったら、違う電車にまた乗り換えることになった。
やれやれ・・。
なかかなスムースに行かないけれど、それも受け入れようと思った。
タイミングが違えば、私が乗っていた電車が土砂に巻き込まれた可能性もあったわけである。
かなり遅くなったけれど、無事にチューリッヒに着くことができたので、感謝なのであった。
でも、チューリッヒの駅で私のことをずーと待っていてくださった、ニコレッタのお母さんには申し訳なかったと思った。
そのことを謝ったら、「これは自然現象のひとつだから、まったく問題がないよ。
Iruがたどり着いてよかった。」とほっとした笑顔で言ってくださった。
私のフライトは翌日の早朝だったので、そのまま空港のそばのホテルに泊まろうと思っていたが、2日前に突然ニコレッタのところに行く必要性を感じて、メールで連絡をとってみた。
ニコレッタの家族は、私のメールを見たとき、飛び跳ねながら、「またIruが来るよー。やったー!!」と大喜びをしたと言ってくださった。
それを聞いて、本当に、本当に、ありがたく感じた。
ニコレッタの家は空港から1時間半かかるが、快く迎えに来てくださり、また早朝に私を空港まで送ってくださった。
夜ご飯のころ、ニコレッタの家に到着をした。
お母さんは、私を迎えに行く前に、夕食の準備を済ませていてくださった。
ニコレッタと、彼女のお父さん、お母さんと一緒に、白身魚のフライとバーターライスとサラダのディナーを頂いた。すっごーくおいしかった。
一ヶ月にわたる私の巡礼珍道中物語で、みんなかなり盛り上がった。
地球家族だな。宇宙家族だなって思った。
お父さんが、「今度は、ギリシャの家においでね。約束だよ。私が、Iruをギリシャのデルフィー神殿に連れて行くから・・。」とおっしゃってくださった。
ギリシャの家は、デルフィー神殿から2時間くらいのところにあるらしい。
ずっと、気になっていたデルフィー神殿。
ユネスコの世界遺産でもあり、古代ギリシャ時代に、神の声を聞きながら聖なる儀式がとりおこなわれた。それは、世界で最初に神託によってご神事がなされたところなのである。
それもお父さんは、いきなり、今年の10月ね・・と言う。
何の根拠からこの10月が出て来たのかわからないけれど、様子を見てみようと思う。
もしも行くことになるのであれば、そのように導かれていくのであろう。
いつもこうして、たくさんの人たちに導いていただいて、たくさんのサポートを頂きながら、私の祈りの旅がなされて行く。
とてもありがたい。
今回の旅も、本当にたくさんの友人たちからのサポートがあってこそ、成し遂げられたものであった。
本当に、本当にありがたいことです。
ありがとうございます。
私が場所を移動することで、私の友人たちもとんどんつながっていく。
地球家族の輪が広がって行くのを見ることは、ワクワクすることこの上もない。
みんな、ありがとーーーーう!!!
翌朝、出発前の記念撮影。
ちょうど一ヶ月前にこうやって写真を撮った。
私の巡礼が、ひとまわりして、完了したのを感じた。
やっぱりニコレッタの家に来てよかったと思った。
窓の外では、金環日食(ビーナストランジット)真っ最中の光が差し込んでくる。
光の祝福を受けながら、旅の完了を味わった。
8年ぶりの金環日食。
今回の金冠日食により、金星が8年間かけてつくっていた、五芒星がみごとにできあがる。
地球から見て、地球と金星と太陽が一直線になった時を直線でなぞっていくと、今日が、その最後の一本の線を引く日にになるのだ。
五芒星の完成なのである。
このことは、2日前に、知った・・。
6/6にセドナに戻るよーとセドナの友人に言ったら、「ビーナス・トランジットにかけて、帰ってくるんだね。」と言われた。
何? 何のこと? と思い調べたら、いっぱい情報が出て来た。
またしてもすごいタイミングであった。
ちょうど、五芒星ができた1時間後のフライトで、アメリカに向かったのであった。
五芒星とは、五弁のパラのことでもあるらしい・・・。
五弁のバラは、スコットランドのロスリン礼拝堂の入り口にも彫られていたし、
マグダラのマリアを象徴する花でもある。
今回の巡礼は、マグダラのマリア様からのメッセージというか、直感を受けて動いていたローズラインを訪ねる旅であった。
旅が終わると同時に、宇宙においての五弁のバラのラインが完成することを知ったとき、すごいお計らいだと、さすがに鳥肌がたった・・。
何も知らなくても、準備をしなくても、こうして導かれていくんだなってまたまた実感した。
家に戻ったら、入り口の壁に沿って、ローズラインができていた。
留守中、友人に庭の手入れをお願いしていたが、そこにローズが植えられたことは知らなかった。
セドナの家で、ローズラインのお出迎えであった。
翌朝、リビングから隣の家の柱を見たら、あら、なんと、スパイラルの模様ができている。
ロスリン礼拝堂の中にあった、ふたつの柱。
ひとつはストレート。
ひとつはスパイラル。
まるで、この柱を現すかのようだ。
「この二つの柱が合わさり、新しい命の源となる」とメッセージをスコットランドで受け取った。
これは次の祈りの旅へと引きづくメッセージなのかもしれないと思った。
(教会の柱の写真はどなたかのブログから拝借してきました・・。ありがとうございます。)
長い巡礼の旅日記におつきあいくださった方々に感謝いたします。
読んでくださることが、私の励みになっていました。
私の次の行動を楽しみにしてくださる方々がいらっしゃるということが、応援のエナジーになっていました。それを全身で感じていました。
心からありがとうございます。
そして、家や食事を提供してくださり、旅を共にしてくださった方々に感謝いたします。
心からありがとうございます。
旅を通して得た気づきなどを次の日記で、シェアさせていただきますので、ひきつづきよろしかったら読んでくださいねー。
いつもありがとうございます☆