夜、ツアーガイドの仕事を終え、ほっ!と一息をついていたら、携帯電話のベルが鳴った。
ホピ族のルーベンからだった。
開口一番に「Would You Me A Favor!」ときた。
この言葉が出るときは、たいてい、普通の頼みごとではないのだ。
私は、つい相手の様子をさぐるように、無口になってしまった。
ルーベンの友達がセドナのYの交差点で困っているから行って欲しいとのこと。
わけがわからなかったが、とにかく、ルーベンの口調があせっていたので、理由も聞かずに、すぐにその交差点のところに行ってみた。
そこについたら、ヒッピーぽいおじさんが、近寄ってきて、イルか?と聞いてきた。
話を聞くと、そのヒッピーおじさんは、カリフォルニアから電車とヒッチハイクでセドナまできて、これからホピの村に行くとのこと。
彼が、今からホピまで歩いて行く(ホピまで車でも2時間半かかる)とルーベンに電話をしたら、「夜の山道は危ないからやめなさい、とにかくイルがそこに行くから」と言ったらしい・・。
とにかく、電話でルーベンと話して、ホピへの途中まで、私が連れて行き、そこからルーベンが連れて行くことになった。
ルーベンの友達じゃなければ、こんな夜中に、こんなに怪しい人は乗せないなぁ・・と思った。
私は、ヒッピーと思い込んでいたので、彼に、このままセドナに住むのですか?と聞いた。
そしたら、「僕には、トライブ(ネイティブの一族)があるので、その土地を離れられない・・」と言った。
あひゃー!もしかしたら・・・。
暗くて顔がよく見えていなかったが、よく見ると、白人ぽくもあるしネイティブぽい顔もしている。
あなたは白人ですか?ネイティブアメリカンですか?と聞いたら、チェロキー族と白人のハーフです。と答えた。
あなたは、部族で何をしているのですか?と聞いたら、メディスンマンです、との返事がきた。
どひゃー、すごい軽いノリの人だったので、てっきりヒッピーだと思っていた。
ホピのシャーマンからもゴールデン・ベアという名前をもらっているとのことだった。
私はすかさず、昨日から偏頭痛がするのだけれど・・・と言ったら、偏頭痛に効く小さな枝を袋から出して、ライターで火をつけて、運転している私の鼻先にそれを持ってきた。
数回吸ってごらんなさい・・・と言う。
吸ったが花粉症で鼻が詰まっていてぜんぜん吸えない・・。
でも、効いた気がしてきた・・。
彼から、車に乗せていただいたお礼にと、ホワイトセイジと、タバコと偏頭痛に効く薬草をいただいた。
さすが、メディスンマン・・・感謝です。
ルーベンとの約束の場所に着いたが、まだルーベンは来ていない。
ここは、夜になるとかなり冷えこむ。
彼の姿は、薄着に見えた。
車の中で一緒に待とうと言ったが、彼は、イルの旦那さんが心配するから早く帰りなさいという。
何度も一緒に待つと言ったが、彼は首を横に振る。
気になりながらも、私は、彼をそこに残して、帰ることにした。
早く、ルーベンがそこについてくれるとよいなぁ・・・と思いながら・・・。
最後に・・、車の中で、メディスンマンに聞いた。
「あなたとルーベンとの付き合いはどれくらいなの?」と。
2日前から・・との返事。(あら、びっくり・・)
隣町の駅から電車を降りてセドナに向かって歩き始めてすぐに、ルーベンがヒッチハイクをしてくれたとのこと。
ちょうどそのとき、ルーベンは我が家へ来るためにセドナに向かっていたのだった。
で、彼がセドナに来た理由は、グレートスピリットから、アクセサリーをつくる素敵な人と出会うから、セドナに行きなさいとのメッセージが来たとのことだった。
で、シルバージュエリーのアーティスト、ルーベンが彼をヒッチハイクしたのでした。
す、すごい話し・・。
とにかく、よくわからないまま、すごい話の一連に関われたことに感謝です。
ありがとうございます☆
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ホピ族のルーベンからだった。
開口一番に「Would You Me A Favor!」ときた。
この言葉が出るときは、たいてい、普通の頼みごとではないのだ。
私は、つい相手の様子をさぐるように、無口になってしまった。
ルーベンの友達がセドナのYの交差点で困っているから行って欲しいとのこと。
わけがわからなかったが、とにかく、ルーベンの口調があせっていたので、理由も聞かずに、すぐにその交差点のところに行ってみた。
そこについたら、ヒッピーぽいおじさんが、近寄ってきて、イルか?と聞いてきた。
話を聞くと、そのヒッピーおじさんは、カリフォルニアから電車とヒッチハイクでセドナまできて、これからホピの村に行くとのこと。
彼が、今からホピまで歩いて行く(ホピまで車でも2時間半かかる)とルーベンに電話をしたら、「夜の山道は危ないからやめなさい、とにかくイルがそこに行くから」と言ったらしい・・。
とにかく、電話でルーベンと話して、ホピへの途中まで、私が連れて行き、そこからルーベンが連れて行くことになった。
ルーベンの友達じゃなければ、こんな夜中に、こんなに怪しい人は乗せないなぁ・・と思った。
私は、ヒッピーと思い込んでいたので、彼に、このままセドナに住むのですか?と聞いた。
そしたら、「僕には、トライブ(ネイティブの一族)があるので、その土地を離れられない・・」と言った。
あひゃー!もしかしたら・・・。
暗くて顔がよく見えていなかったが、よく見ると、白人ぽくもあるしネイティブぽい顔もしている。
あなたは白人ですか?ネイティブアメリカンですか?と聞いたら、チェロキー族と白人のハーフです。と答えた。
あなたは、部族で何をしているのですか?と聞いたら、メディスンマンです、との返事がきた。
どひゃー、すごい軽いノリの人だったので、てっきりヒッピーだと思っていた。
ホピのシャーマンからもゴールデン・ベアという名前をもらっているとのことだった。
私はすかさず、昨日から偏頭痛がするのだけれど・・・と言ったら、偏頭痛に効く小さな枝を袋から出して、ライターで火をつけて、運転している私の鼻先にそれを持ってきた。
数回吸ってごらんなさい・・・と言う。
吸ったが花粉症で鼻が詰まっていてぜんぜん吸えない・・。
でも、効いた気がしてきた・・。
彼から、車に乗せていただいたお礼にと、ホワイトセイジと、タバコと偏頭痛に効く薬草をいただいた。
さすが、メディスンマン・・・感謝です。
ルーベンとの約束の場所に着いたが、まだルーベンは来ていない。
ここは、夜になるとかなり冷えこむ。
彼の姿は、薄着に見えた。
車の中で一緒に待とうと言ったが、彼は、イルの旦那さんが心配するから早く帰りなさいという。
何度も一緒に待つと言ったが、彼は首を横に振る。
気になりながらも、私は、彼をそこに残して、帰ることにした。
早く、ルーベンがそこについてくれるとよいなぁ・・・と思いながら・・・。
最後に・・、車の中で、メディスンマンに聞いた。
「あなたとルーベンとの付き合いはどれくらいなの?」と。
2日前から・・との返事。(あら、びっくり・・)
隣町の駅から電車を降りてセドナに向かって歩き始めてすぐに、ルーベンがヒッチハイクをしてくれたとのこと。
ちょうどそのとき、ルーベンは我が家へ来るためにセドナに向かっていたのだった。
で、彼がセドナに来た理由は、グレートスピリットから、アクセサリーをつくる素敵な人と出会うから、セドナに行きなさいとのメッセージが来たとのことだった。
で、シルバージュエリーのアーティスト、ルーベンが彼をヒッチハイクしたのでした。
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